「何この映画、意味わかんないのに…なぜか最後まで観ちゃった」
そんな声が続出した伝説のカオス映画――
それが『パンク侍、斬られて候』です。
この記事では、映画のあらすじ、登場人物、見どころなどをわかりやすく紹介しながら、「これから観る人」「観たけどよくわからなかった人」どちらにも向けて、この映画の魅力を深掘りしていきます。
映画『パンク侍、斬られて候』とは?
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公開年:2018年
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原作:町田康(『パンク侍、斬られて候』/1993年)
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監督:石井岳龍(『狂い咲きサンダーロード』『爆裂都市』など)
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脚本:宮藤官九郎
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主演:綾野剛
とにかく「常識が一切通じない」映画です。
時代劇という枠にいながら、SF・哲学・宗教・社会風刺・アクション・コメディなどあらゆる要素をごった煮にしてぶち込んだような異色作。観る人を選ぶ一方、刺さる人には一生モノの推し映画になるカルト的作品です。
あらすじ(ざっくり5分で)
物語は、とある架空の時代・世界が舞台。
一人の浪人・**掛十之進(かけ じゅうのしん)**が、藩の重役にこう吹き込みます。
「危険な宗教集団“腹ふり党”が復活しようとしています…!」
ところがその腹ふり党、実は十之進のでっちあげ。
藩に雇われるための口実に過ぎなかったのです。
ところが、その嘘が思わぬ方向に広がり、やがて本当に腹ふり党が復活してしまうことに――!?
登場人物はみんなクセが強く、誰もが自己中心的で、善悪の判断が通じない混沌とした世界。
次第に状況はエスカレートし、ラストにはとんでもない展開が待ち受けています。
登場人物&キャスト
キャストがとにかく豪華!それぞれクセがすごい。
役名 | 演者 | 役どころ |
---|---|---|
掛 十之進 | 綾野剛 | 主人公。嘘から始まる混乱の張本人 |
ろん | 北川景子 | 腹ふり党を信奉する謎の女性 |
滝口兵馬 | 東出昌大 | 自信家の剣士。最強を自負するも… |
青木将司 | 染谷将太 | 怪しげな宗教家。何を考えているか読めない |
内藤帯刀 | 浅野忠信 | 狂気的な家老。世界観の破壊者 |
丹波老 | 國村隼 | 藩のトップ。振り回されがち |
その他にも豪華キャストが脇を固め、舞台上のような演技合戦が繰り広げられます。
感想&見どころ
「意味不明」なのにクセになる
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ストーリーはあってないようなもの。
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会話劇も哲学的で、何を言ってるかわからないのに心に刺さる不思議な魅力。
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映像はカラフルでスタイリッシュ。時代劇というより現代アートに近い。
演者の“暴走”
特に浅野忠信、國村隼、染谷将太などの演技はもはや演技を超えて狂気そのもの。
「こんな浅野忠信見たことない」と驚かされます。
原作との違いも楽しめる
町田康の原作はかなり文学的かつ実験的。
映画はよりポップに、エンタメ寄りに再構築されています。
脚本の宮藤官九郎のセリフ運びがクセになり、何度も見返したくなる中毒性アリ。
『パンク侍、斬られて候』はどこで観られる?
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カルト系映画や変わった邦画が好きな人には、どストライク間違いなし。
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まとめ|これは“観るエネルギー”がいる映画
『パンク侍、斬られて候』は、
「難解な映画だけど、一度ハマると抜け出せない」タイプの作品。
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普通の時代劇に飽きた人
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映画で脳を刺激されたい人
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カルト・アート系映画が好きな人
には、間違いなく刺さります。
正直、万人受けする作品ではありません。
でも、あなたの映画人生に「何かを残す」ことは間違いありません。
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